バリ舞踊について


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インドネシア・バリ島に伝わるバリ舞踊は、
古くはヒンドゥー教の神々と交信するための神聖な踊りでした。
神への供物と言われるほど今でも奉納舞としてバリ島各地の寺院で踊られています。

神秘的なガムランの調べに合わせながら
指先や目を使い優雅でしなやかに舞う様は、見る人すべてを魅了します。




バリ舞踊の動き

バリ舞踊独特の動きを一部ご紹介します。
鑑賞の際、ぜひこのような動きにご注目ください。

Agem アグム(写真は右アグム)

バリ舞踊の基本姿勢。
右足に重心をおき、腰を左横に出します。
右手は目の高さ、左手は胸の高さにあげます。
(左アグムは、この逆になります。)
Seledet スルーデット

バリ舞踊独特の目の動き。流し目。
顔を正面に向けたまま、目とあごを斜め上にあげ、正面に戻します。顔を戻した後は、目をみひらきます。





Ukal ウッカール

手のひらを内回りに回転させます。

Ngotog ノタッグ

首から上だけを、左右に水平に動かします。




バリ舞踊の演目

バリ舞踊のたくさんの演目の中から、一部をご紹介します。
演目によって異なる、華やかな衣装も見どころの一つです。

ガボール(歓迎の舞)
本来は手に捧げ物を持ち、神に感謝をささげる踊りですが、現在は観客に向かって花を撒き、歓迎と祝福をおくります。歓迎の踊りは、この他にも、ペンデット、パニャンブラマなど、様々なものがあり、公演の最初に踊られます。

ルジャンデワ(奉納の舞)
寺院での奉納のために、神聖な色(白、黄色)の衣装を身につけて踊ります。伝統的な踊りで村によって独自の振り付けがあります。

  



レゴン・ラッサム(宮廷舞踊ラッサム王の舞)
レゴンは、古くから宮廷舞踊として発展してきた踊りで、数多くの種類があります。
その中で、「レゴン・ラッサム」は、現在もっとも良く知られている踊りです。最初にチョンドンと呼ばれる女官が登場し、一人で踊った後、ラッサム王とランケサリ姫が登場します。
(ストーリー)ラッサム王は、森の中で迷うランケサリ姫を見初めますが、婚約者のいる姫はかたくなに拒みます。怒った王は、凶兆の鳥の予言にも耳をかさず、姫の兄と戦うため、戦場へと向かっていきます。

  



トゥヌン(機織りの舞)
女性たちが糸をつむぎ、染色し、
機を織ります。繊細な表現が特徴です。


ヌラヤン(漁師の舞)
船に乗り網を投げ魚をとる様子をあらわしています。
途中、漁師が怪我をしますが、助手が手当して再び漁にでます。

  



バヤインティ(宮廷女官の舞)
かわいらしく人気者の女官が、針仕事や染物仕事などをする様子をあらわしています。とても気が良く優しく、そして行動力ある優雅な動きが特徴です。

ゴパラ(牛飼いの舞)
牛飼いの少年たちが、楽しみながら牛を飼育しています。ユーモラスな動きが楽しい踊りです。

 



パンジースミラン(パンジー王の舞)
男装の姫君が、婚約者を探して森の中へと旅をする様子をあらわしています。


オレッグ タムリリンガン(蜜蜂の舞)
花から花へと飛びまわる雌蜂に、雄蜂が求愛します。はじめは恐る恐る近寄る2匹ですが、次第に仲良くなっていきます。




クリンチ(うさぎの舞)
うさぎたちが戯れ、愛嬌のある仕草で
えさを探します。

キジャン クンチャナ(黄金の鹿の舞)
森の中で黄金の鹿たちが飛んだりはねたり、
楽しく遊ぶ様子をあらわしています。